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【車中泊】コスパ最強の大容量ポータブル電源AC出力&USB出力【防災】

更新日:

【出典:Amazon.co.jp】

こんにちは
今回は、車中泊用にポータブル電源を購入しましたので、コスパ部的選定方法をご紹介いたします。
車中泊でコンセント使いたいですよね?パソコンや扇風機など・・・
ポータブル電源と検索しても星の数ほど出てくるし、どれを購入すればよいのか分からないですよね。ズバリコスパ部一押し商品を紹介したいと思います。

2022/5/4更新

ポータブル電源容量選定方法

必要容量計算方法

AC電源必要容量計算

AC電源機器の目安消費電力を示しますので、ご自身で必要な電力を足し合わせてください

機器1時間当たり消費電力1回あたり
DC扇風機 弱風5W使用時間による
DC扇風機 強風10W使用時間による
ノートパソコン
(Macbook)
10W満充電50W
車載冷蔵庫40W使用時間による
24インチ液晶テレビ30W使用時間による

筆者の例だと
扇風機 弱風を8時間使用で40Wh
Macbookフル充電1回で50Wh
合計90Wh

USB電源必要容量計算

機器1時間当たり消費電力1回あたり
スマートフォン(iPhone)5W10W
USBランタン5W使用時間による
タブレット(iPad)5W25W
筆者の例だと
iPhone8を1回フル充電 10Wh
USBランタンを2時間 10Wh

合計必要容量

AC電源はポータブルバッテリー自体のバッテリーからAC電源への変換効率を加味する必要があります。

一般的にこの手の電源は85%ほどの変換効率となるため、必要容量÷0.85してください

筆者の場合だと、必要AC電源は90Whだったので、計算すると、90Wh÷0.85=106Wとなります。

USB電源の場合は効率がかなり良く、94%ほどとなるため、必要容量÷0.94してください。

筆者の場合だと、20Whなので、20Wh÷0.94=22Wとなります。

総合計した値が必要な総容量となります。

筆者の場合だと、128Whあればよいことになります。

おすすめポータブル電源

【出典:Amazon.co.jp】

MILcea ポータブル電源 大容量 177Wh 48000mAh 防災 家庭用 蓄電池 車中泊 急速充電タイプC 2年保証 防災用品

筆者が実際に購入した商品です。

  • ポイント1 値段 13000円(2020年6月)
  • ポイント2 保障 2年間
  • ポイント3 USB-C搭載
  • ポイント4 レビューがそこそこいい
  • ポイント5 正弦波AC電源

筆者の必要容量128Whを十分満たしており、値段が安く、しかも2年保証

今後USB-Cが標準になるので、搭載しているのにこしたことがありません。

また、正弦波AC電源なので、AC機器にやさしいです。車載用AC電源によくみられる方形波AC電源は、機器故障につながるリスクがあるので、正弦波AC電源を選ぶとよいです。

実機レビュー

液晶ディスプレイが搭載されており、その表示もかなり正確で参考になります。
AC電源扇風機もしっかり回ります。それに、AC電源もメーター表示は正確
扇風機とサイズを比較するとわかると思いますが、かなり小型です。
本体の充電風景
コンセントの充電以外にも、車のシガーソケットからの充電にも対応してます。シガーソケットアダプターも添付されております。入力電力は44Wh程なので、車でも十分に充電可能です。充電中はアダプター効率が差し引かれた充電電力表示かされております。
iPadの急速充電にも対応しておりてます。しっかり2Aの充電電流が流れています。
100Wを超える機器の動作もOKでした。ここでは200インチの液晶プロジェクターを接続していますが、問題なく動作しました。正弦波なので、プロジェクターにノイズも載っておりませんでした。ただ、スイッチング方式のAC電源のため、高音質オーディオには向きません。
添付品一覧

エンジニア目線で構造解析

こいつの構造だが、バッテリーセルは18650等の3.7V直列3セル構造になっていると思われる。
取説の記載が裏付けになるが、車載DCソケットでの充電電圧範囲が9.6〜12.6Vとなっていた。
言い換えるなら1本辺り3.2〜4.2Vとなり、ちょうど18650のプロファイルに一致する。
○内部で3直列にするメリットとしては、内部電圧を12Vにできるので、一般的な車載AC電源の部品をそのまま流用可能になる点。3.7Vからの昇圧だと、昇圧比38倍と効率が非常に悪くなるので、12Vだと有利。
○3直列のデメリットは、バランス回路に余計なコストが掛かるのと、直列バッテリーの一番小さな容量のバッテリーに最大放電量が引っ張られてしまうという点(下手くそ設計だと劣化が早いし、内部セルのばらつき影響が大きくなる)。あとは、12Vから降圧してUSB電源を作るので、一般的なモバイルバッテリーより効率が悪くなる点。降圧タイプなので、内部回路故障時に12Vの電圧がUSBに印加されてしまうリスクや、下手くそ設計でのOSなど考えられるが、どの12V車載電源でも同じリスクがあるので、この点はモバイルバッテリーが有利。OSに関しては、こいつのUSB電源はしっかりスロースタートしてたので問題なさそう。

放熱設計は、40角くらいの薄型ファンが内部に装着されてる。(静か)
150WのフルパワーAC運転時(効率85%で仮定)だと、変換ロスが26.4Wも発生することになり、
サイズ的に自然放熱は難しかったのだと思う。むしろ、ファンを付けてくれてるとポジティブシンキング。コスト重視設計だと、自然空冷にしてファンのコスト削りそうなものなので。
充電時の入力電力を調べてみると44Wだった。
充電器の定格表示が15V2.4A36W
この値段帯だとせいぜい効率も80%くらいだと思うので、36÷80%=45W
定格いっぱいいっぱいまで出力を使ってしまってる。アレニウスの法則より、できれば70%くらいディレーティングされた充電器を付けてほしかったところ。もちろん充電中のアダプターは非常に高温。

最後に

そこまで電気に詳しい人も少ないと思うので、迷ったらこの機種を選定されるといいと思います。

筆者は昔、電気回路設計をしていたので、ある程度知識があります。その知識を生かし選定したので、あながち間違った選定でないと自負しております。

以上です。ありがとうございました。

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